歯科座学 53 単純性根尖性歯周炎
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は、慢性と急性の根尖性歯周炎について学びました。
特に、急性の根尖性歯周炎は、根尖の膿が最終的には歯茎を大きく腫らし、突き破ってしまうので注意が必要でした。
また、体温が38度を超えたり、体がだるくなったり(倦怠感)、物が食べられなかったり体にとっても大変負担をかけてしまいます。
今日からは、根尖性歯周炎の各論に入ります。
まずは一回目、単純性根尖性歯周炎についてです。
歯髄炎の時にも出てきましたが、単純性は別名漿液性とも言われ、根尖部に漿液成分がたまっていくものを言います。
一般的には神経の治療をする際、根っこを刺激してしまう事や削った刺激、削りカス、薬剤の刺激で根尖部に刺激が伝わり、漿液成分がたまっておきます。
単純性根尖性歯周炎の特徴は、自覚症状や他覚症状に乏しく、歯の違和感、歯が浮いたような感覚など、気にはなるものの症状が明らかにわかるわけではないという事が挙げられます。
炎症の初期段階で、漿液成分の増加であるため、この段階では治療を行わない場合もありますが、今後、症状が悪化してくる可能性も考えられますので経過は十分に観察していく必要があります。
根尖の病気は、体の免疫システムとも大きく関係してきますので、忙しかったり、体調を壊すと違和感や痛みを認め、体が回復してくると治るという事も珍しくありません。
単純性根尖性歯周炎については以上です。
では、本日の歯科座学でした。