歯科座学 418 口腔外科 11
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
本日は、口腔外科 11についてです。
エナメル上皮腫について。
歯原性腫瘍のなかで、最も頻度の高い腫瘍です。腫瘍の一部あるいは大部分が嚢胞(のうほう)のようになっていることもあります。顎骨(がっこつ:あごの骨)のなか、とくに下顎の後方部に発生し、大きくなると顎骨が膨隆し、顔貌も変化します。
【原因】
主として歯胚のなかのエナメル器と呼ばれる部分が腫瘍化することにより生じます。
治療
手術により摘出します。大きなエナメル上皮腫では、顎骨を切除したり、開窓療法(かいそうりょうほう)によって腫瘍の縮小をはかった後に摘出します。大きい腫瘍では摘出後の骨欠損部に骨移植を必要とすることもあります。
では、本日の歯科座学でした。