1. 四元歯科(鹿児島市)
  2. 歯科座学
  3. 歯科座学 482 小児の歯の話 82

歯科座学 482 小児の歯の話 82

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

本日は、小児の歯の話 82についてです。

思春期の頃の歯肉の腫れについて。

思春期になると,ホルモンのアンバランスによって,歯ぐきがはれる思春期性歯肉炎というものがあります。さらに、不十分な歯みがきにより、歯垢や歯石がたまって、歯垢中の細菌の内毒素により歯肉に炎症が起き、血管の拡張などにより赤く腫れてきます。治療方針は、まず、その原因となる歯垢を歯みがきによって、取り除くことです。また、歯ぐきのマッサージをすることです。その際の効果的な歯みがきの方法は、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45°の角度にあてて細かく(5㎜程度)前後に動かすバス法といわれる方法をおすすめします。そして、柔らかめの歯ブラシを使用して、ていねいに弱い力でみがくことです。また歯石は歯科医院で定期的にとってもらうことが大切です。食生活は、規則正しく、だらだら食べないようにしましょう。市販のデンタルリンスで歯垢の形成をおさえる作用をもつものもあり、それでうがいをするのも効果的で、口の中を清潔に保つことが大切です。また、柔らかい食べ物だけをとらず、歯ごたえのある食品を良くかんでとることをおすすめします。さらに、歯科医院を受診し、その歯肉炎の程度がどのくらいのものなのかを診てもらって、定期的な検査を受けることが大切です。

では、本日の歯科座学でした。


エントリーリスト

© 医療法人 寿洋会 四元歯科 All Right Reserved.