軟組織の損傷①
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
今回からは顎・口腔領域の損傷および機能障害になります。
損傷と歯、外界から加えられた原因によって生体組織が破壊された状態をいいます。
顎・口腔領域の損傷には、①軟組織の損傷、②歯およい歯槽の外傷、③顎骨骨折、④顎関節の外傷(脱臼、骨折)などがあります。
今回は軟組織の損傷についてになります。
①機械的損傷
機械的原因による軟組織の損傷をいいます。
1)外傷
外力が一過性に作用して生じたものです。
①原因⇒打撲、転倒、衝突、転落、殴打、交通事故、スポーツなどによります。小児では箸、歯ブラシ、おもちゃなどをくわえて転倒して傷になることも多いです。歯の切削器具の軟組織への接触、抜歯中に使われる器具が滑ることによって傷になることもあります。
②症状⇒顔面の皮膚、歯肉、舌、口唇、頬粘膜、口蓋、口底などに、外力の種類と程度に応じた創(切創、刺創、裂創、割創、挫創、咬傷など)が生じ、出血、腫脹および疼痛がみられます。開放性損傷(※)の場合は出血があり、非開放性損傷(※)の場合は皮下出血や粘膜下出血がみられます。
※開放性損傷は、皮膚や粘膜が断裂された創を指します。非開放性損傷では、皮膚や粘膜の断裂はありませんが、皮膚や深部組織・臓器の損傷があるものです。