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口腔粘膜の病変⑧

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

口腔粘膜の病変 水疱形成を主徴とする疾患の続きです。

▼天疱瘡てんぽうそう、類天疱瘡るいてんぽうそう(剥離性歯肉炎との関係)
天疱瘡、類天疱瘡は、口腔粘膜や皮膚に生じる難治性の水疱とびらんを特徴とする比較的まれな自己免疫性水疱性疾患です。両疾患とも、①口腔に限局するもの、②口腔と皮膚に発症するもの、③皮膚に限局するもの、の3型があります。
両疾患とも剥離性歯肉炎の臨床像となる場合があり、歯周病との鑑別が重要です。基底膜部に自己抗体を形成し、上皮の接着が脆弱となり口腔粘膜に多発性水疱形成を起こします。機械的刺激により、水疱が壊れて内用液が溢出(いっしゅつ)し、粘膜が剥離します。尋常性天疱瘡は代表的な疾患で、初発症状の60%以上が口腔粘膜にみられます。ニコルスキー現象を認めます。口腔粘膜など粘膜に主として発症する類天疱瘡を粘膜天疱瘡とよんでいます。

※ニコルスキー現象
皮膚や粘膜を機械的に圧迫したり、先端が尖ったもので擦ると簡単に表層が剥離したり、水疱を形成すること。


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