骨折の治療①
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
顎・口腔領域の損傷および機能障害 骨折の治療についてです。
▼治療方針
処置に先立って、全身状態、呼吸障害、頭蓋内損傷、頚椎損傷などの多臓器や隣接臓器の損傷について検査します。
▼処置
(1)全身症状に対する処置
①呼吸管理、②循環器系の管理(出血性ショック)、③頭部、中枢神経、胸部、腹部などの損傷のチェックを行い、必要に応じて専門医に対診する。
(2)局所症状に対する処置
①止血処置、②創傷の清掃と消毒、③骨折部位と歯および軟組織の状態の診査、④粉骨骨片の除去、汚染部や挫減組織片の除去(デブリードマン)、保存不可能な歯の抜歯、⑤乖離した組織の縫合
デブリードマン
壊死組織や砂や泥などの異物は感染源となって創の治癒を遅らせる原因となるので、外傷などで生じた挫減創を縫合する前には、異物を清掃し、創縁部の壊死組織や挫減組織を外科的に除去して清浄化します。これをデブリードマンとよびます。