顎・口腔領域の化膿性炎症疾患⑤
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
顎骨の炎症 骨髄炎のつづきです。
3)ガレー骨髄炎
❶炎症⇒ガレー骨髄炎は若年者、下顎第一大臼歯に多く生じます。下顎部に見られ、骨表層への骨転化を特徴とします。原因歯の頬側部にほとんど圧痛や自発痛を伴わない骨様硬の膨隆をふれ、顔貌は非対称となります。エックス線写真では、下顎下縁への骨添加(タマネギ状所見)を認めます。
❷治療⇒抗菌薬の投与や原因歯の除去、病的骨組織の除去を行う。
4)放射線性骨髄炎
❶症状⇒悪性腫瘍に対して放射線治療後、骨細胞、骨髄、骨膜などに退勢変化が生じ、骨の生活力が低下し、数か月から数年経過後、照射領域の顎骨に骨髄炎を発症することがあります。下顎骨に多いです。
❷治療⇒抗菌薬の投与および局所洗浄を行い、腐骨の形成を認める場合はこれを除去します。