口腔粘膜の病変㉘
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
口腔粘膜の病変 口腔の乾燥を主徴とする疾患の続きです。
▼放射線治療後口腔乾燥
口腔を含む頭頸部領域のがんに対して放射線治療が行われた場合、照射野にある小唾液腺、大唾液腺は障害を受けます。その結果、唾液分泌量が低下し重度の口腔乾燥症状を認めます。
症状はシェーグレン症候群と同じですが、口腔乾燥に加えて口腔粘膜炎も起こるので、口腔粘膜の痛みが著明になります。義歯の使用も困難になります。
①診断
当該部位への放射線照射の有無
②治療
シェーグレン症候群と同じですが、放射線照射による口腔乾燥症には塩酸ピロカルビン(サラジェン®)が保険適用になっています。通常は照射終了後一定期間で改善します。