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口腔粘膜の病変⑨

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

口腔粘膜の病変 今回からは紅斑および、びらんを主徴とする疾患についてです。

 

▼紅板症(こうばんしょう)
紅板症(Erythroplakia)、紅色肥厚症(Erythroplasia)ともいいます。
前がん病変で、原因は不明です。鮮紅色のビロード状、斑状の肥厚性病変です。この疾患の約50%はがん化するといわれており、初診時に初期がんになっていることが多いです。
①症状⇒協会が比較的明瞭な鮮紅色ビロード様の斑状病変で、舌・頬粘膜・口蓋に多いです。びらん型の早期浸潤がんや上皮内がんとの鑑別が重要です。顆粒状に表面に隆起している場合や、白斑部が混在している場合はがんの可能性が高いです。扁平苔癬(へんぺいたいせん)、紅斑性(萎縮性)カンジダ症と鑑別します。
②治療⇒周期健常組織を含めた切除手術、小さい病変では術前の病理組織検査をせずに切除生検を行ない、手術標本の病理組織検査で悪性の有無を確認します。

※前がん病変
口腔粘膜の前がん病変には白板症と紅板症があります。WHO(2005年)は、「正常なものと比較して、形態学的に”がん”が発生やすい状態に変化した組織」と定義しています。
要するに、白板症と紅板症は良性疾患ですが、経過観察を継続するが、生検または切除生検にて確認する必要があります。すでに早期がんのことがあります。


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