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口腔粘膜の病変①

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

今回からは口腔粘膜の病変についてになります。

口腔粘膜疾患の大部分が炎症性疾患です。皮膚疾患の部分的症状や全身的な内科的疾患と密接な関係をもつもともあり、また全身的疾患の初発症状として口腔内に現れることも多いです。そのため関連する医科との密接な連携が必要になります。
狭い口腔内には硬い歯と軟らかい口腔粘膜が混在するため、口腔粘膜に発現しない疾患は典型的な症状が持続しません。口腔粘膜疾患の基本的症状は、水疱(すいほう)、紅斑(こうはん)、びらん、潰瘍(かいよう)、白斑(はくはん)、萎縮(いしゅく)としてみられますが、歯や補綴装置(被せもの等)および食事時に刺激を受けることで初発症状は経時的に変化し、多彩な形態を呈します。たとえば単純ヘルペスの場合は、初期に形成された水疱はすぐにやぶれてびらんや潰瘍となり、びらん性疾患、潰瘍性疾患との鑑別が難しくなります。
一般に、口腔粘膜に疼痛や首長がみられると、すべて「口内炎」とされ、専門医の診断を受けずにステロイドを含む口腔用軟膏や貼付薬が使用されています。実際に口腔粘膜疾患の大部分にはこれらの薬が有効で、さらに時間の経過で自然治癒する症例が多いです。しかし、経過観察では治癒しない難治性疾患、口腔がんもありえるので何週間も治らない口内炎があればすぐに歯科医院にて受診することをおすすめします。


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