顎骨骨折④
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
顎・口腔領域の骨折3回目は下顎骨骨折についてです。
下顎骨体、下顎枝、筋突起、関節突起など下顎骨に発生した骨折をいい、顎・顔面骨折の約2/3を占めます。下顎骨骨折はオトガイ部、下顎角部、関節突起部に多いです。
下顎骨骨折で特徴的なことは骨折片の偏位で、これは下顎骨に付着する咀嚼筋群や開口筋群のけん引によります。骨折片の偏位により正常な咬合関係が破綻します。
症状⇒顔面の裂傷・出血・浮腫性腫脹、口腔粘膜の裂創・挫創・出血・浮腫性腫脹、疼痛(自発痛、運動痛、圧痛{マルゲーヌ圧痛})、歯の打撲・破折・脱臼、咬合異常、顎運動障害、咬合異常、骨片の異常可動性(骨片呼吸)、知覚異常、咀嚼障害、発音障害、流涎、重篤な場合は呼吸障害など