歯および歯槽の外傷①
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
口腔領域の損傷および機能障害、今回からは歯および歯槽の外傷となります。
急激な強い外力が歯に加わると、歯根膜が断裂したり(歯の打撲=歯根膜炎)、歯が脱臼したり、破折したりします。損傷の程度は作用した外力の強さや方向によって異なります。
▼歯の打撲(歯根膜炎)
外力による損傷が歯根膜の損傷(断裂など)にとどまる場合
①原因⇒打撲、転倒、衝突、転落、殴打、交通事故、スポーツなどによるが、全身麻酔や救急時の気管内挿管の際にも歯の損傷(打撲、破折、脱臼)が起こります。
②症状⇒自発痛、咬合痛、打診痛、歯の挺出感、動揺など、外力が強く根尖周囲で血管が断裂した時には、歯髄内出血や、歯髄壊死が起こり、歯の変色がみられ、歯根肉芽腫や歯根嚢胞を継発することもある
③治療⇒軽度の場合は咬合調整や食事指導を行い、歯を安静に保つ、動揺があるときは暫間固定を行う。経過診察後、歯髄壊死の場合は歯髄処置を行う。