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口腔軟組織の先天異常と発育異常①

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

今回から口腔軟組織の先天異常と発育異常についてになります。
1回目は小帯の異常についてです。

 

小帯には舌小帯、上唇小帯、下唇小帯、上下左右の頬小帯があります。小帯の異常には位置の異常、形の異常、数の異常がありますが、多く見られるのは小帯の短縮と肥大です。小帯の異常は哺乳障害、言語(発音)障害、歯の位置異常、歯周疾患、義歯の不安定化などを生じます。

1)舌小帯異常
舌小帯が舌尖部および歯槽頂付近に付着することによって、舌の運動が制限され、舌を前方に出そうとする舌尖部がに二分されます。このような状態を舌小帯癒着症、舌小帯短縮症または舌強直症といいます。哺乳児では哺乳困難が起こり、小児では言語(発音)障害が生じます。治療としては小帯延長術や小帯切除術が行われます。

2)上唇小帯異常
上唇小帯は生まれてすぐは歯槽頂上近くに付着しており、通常成長とともに漸次上方へ移動し、幅も狭くなります。しかし上唇小帯がいつまでも歯槽頂上近くに付着して、ときには上顎両側中切歯間を越えて切歯乳頭部に達することもあります。このような場合に上唇小帯の運動障害や上顎左右中切歯間の離開が生じます。障害がみられる場合は小帯延長術または小帯切除術が行われます。

3)頬小帯異常
頬小帯に異常があると付近の歯は歯周疾患にり患しやすくなり、歯がない場合は小帯が歯槽頂付近に付着することになるため、義歯床縁の延長が困難になって、義歯の不安定化をきたします。このような場合は小帯延長術または小帯切除術が行われます。


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