小児の診療 全身麻酔下の対応法
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
今回は全身麻酔下の対応法についてです。
健常児での全身麻酔歯科治療の頻度は低くなっていますが、知的障害(精神遅滞)や脳性麻痺などの運動機能障害のため、治療中一定の姿勢や開口状態を保つことが困難な障害児や、号泣などによってチアノーゼ(血液中の酸素が欠乏して鮮紅色を失うために皮膚や粘膜が青色になること)呈し全身管理が必要な全身疾患のある小児では、全身麻酔下で歯科治療を行う場合があります。
全身麻酔を適応するにあたっては、小児の全身状態や理解・協力状態、歯科治療の内容、全身麻酔の方法、入院の必要の有無、全身麻酔のリスクも含めて保護者によく説明し、了承を得ます。術前には麻酔医の診察と心電図、胸部エックス線写真、血液検査などの検査を受けます。
治療を行って当日帰宅できる場合もありますが、全身管理のために入院を必要とする場合もあります。全身麻酔は短期間に繰り返し使用することはできないので、全顎の歯科治療を1回で集中的に行なうこともあります。
全身麻酔下での歯科治療は大学病院などの大きな病院で行われることが多いです。