小児の口腔保健管理 方法②
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
小児の口腔保健管理 方法2回目です。
▼幼児期前期(1~3歳)
この時期になると、形態の複雑な乳臼歯が萌出するため、う蝕予防のための積極的な口腔保健管理が必要になります。1歳半頃より自我が芽生え始め自己主張が強くなるため、自分で磨いた後の点検磨きを嫌がることもありますが、口腔清掃を本人のみに期待することは難しく、保護者による仕上げ磨きが重要になります。
この時期に子供を持つ母親は、う蝕に対する強い不安や焦りがあり、「歯を磨かないと虫歯になる」という使命感に燃えて歯磨きを行おうとすることが多いです。この使命感に燃えた母親の表情は子供にとって恐ろしいものでもあり、歯磨き嫌いな子供に育ってしまう可能性もあります。歯磨きは楽しいものであるということをわかってもらえるように母親が自分の歯を楽しそうに磨いた後に子供の歯を磨くというような連帯感のある工夫が必要です。
また、1歳を過ぎると、離乳食から普通食に変わるので、3度の食事と1日2回の間食を規則正しくとる習慣をつける必要があります。特に間食では、スクロース(砂糖)を含まない食品で、3度の食事に影響しない程度の量を与えることが大事です。この時期に甘味嗜好を覚えてしまった幼児は、保護者がう蝕予防にあまり注意を払わないこともあり、う蝕り患リスクが高くなります。