小児にみられる口腔粘膜の異常③
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
前回、前々回の続きです。
⑸エンテロウイルス感染症
エンテロウイルスはいわゆる「夏風邪」の病原ウイルスですが、発熱などのかぜ症状に加えて、口腔に多様な発疹性疾患を引き起こします。経過は一般的に良好で、治療は対症療法を行います。
(対症療法:症状をやわらげること)
▼ヘルパンギーナ
コクサッキーA型ウイルスによるものが多い。乳幼児期に春から夏にかけて流行します。発熱と咽頭痛があり、軟口蓋部に特徴的な水泡ができます。
▼手足口病
コクサッキーA型あるいはエンテロ71型ウイルスによるもので、手のひら、足の裏口腔粘膜に水泡性発疹が現れるのが特徴です。