歯の萌出異常③ 萌出不全
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
歯の萌出異常3回目は萌出不全についてです。
⑴低位乳歯
なんらかの原因より骨性の癒着を引き起こし、低くなった乳歯のことをさします。原因はあきらかになっていませんが、顎の発育に伴い低位の程度が強まり開咬(上下の歯を噛みわせたときに前歯か臼歯がかみあわない状態)をもたらすため、完全に埋入する前に抜歯し、保隙装置(ほげきそうち:乳歯が早期に抜けた後歯並びや咬合に異常をきたさないための装置)を装着することをおすすめします。
⑵埋伏
一定の萌出時期を過ぎても歯冠の一部あるいは全部が口腔内に萌出してこないものをいいます。
乳歯の埋入は永久歯に比べて頻度は少なく、低位乳歯を放置することによる埋伏とは異なるものです。1歯または数歯の場合は局所的な原因で発生しますが、多数歯の埋伏は鎖骨頭蓋異骨症など全身性疾患にともってあらわれます。