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全身の病気と歯周病①

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

 

今回からは全身の病気と歯周病と題して3回にわけてお話しします。

 

1990年代前半まで、歯周病は歯の喪失に関与している認識から歯周病の予防と治療は歯の喪失を防ぎ、お口の機能を維持することを目的として行われていました。しかし、1990年代後半以降は、歯周組織の炎症性疾患である歯周病が存在することによって、全身の他部位の疾患や状態にも影響を及ぼすことが明らかになりつつあります。

結論として全身の病気と歯周病は深い関わりがあるということです。

その中でいくつかご紹介していきます。

 

1、冠状動脈疾患

歯周病原細菌であるグラム陰性菌あるいはそれらの内毒素が歯周ポケットの上皮部から歯周組織内に侵入し、血流にのって冠状動脈に達してアテローム性プラーク(脂質やカルシウムなどの繊維性結合組織の細胞や細胞の死骸などから構成された蓄積物・固まり)を形成します。そのプラークが流れ出し、細い血管血栓形成を起こすと狭心症、心筋梗塞などの虚血性疾患を発症します。

 

2、心内膜炎

歯周治療、歯周プローブによる歯周組織審査、さらにはブラッシングの際にも、一過性の菌血症が発生していることが報告されています。菌血症の状態では、血流にのった口腔内細菌から心内膜に付着して心内膜炎を誘発することがあります。

 


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