歯科座学 410 口腔外科 3
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
本日は、口腔外科 3についてです。
歯性上顎洞炎について
上顎のう蝕(むし歯)や歯周病をひき起こした細菌による炎症が上顎洞(じょうがくどう)に波及することがあります。これを歯性上顎洞炎(歯が原因の蓄膿症)と呼びます。上顎洞は上顎の歯根と接近しているため、う蝕(むし歯)や歯周病を治療しないで放置していると、歯性上顎洞炎になることがあります。
急性の場合には、歯痛に続いて、悪臭を伴う膿を含む鼻汁や頬部の痛みがでます。慢性の場合には、歯の痛みは比較的少ないようです。鼻性は両側にみられますが、歯性は片側だけに起ることが多いようです。 上顎洞炎の治療と原因歯であるむし歯や歯周病の治療を同時に行う必要があります。
では、本日の歯科座学でした。