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歯石取り後の歯茎が痛い… クリーニングによる痛み・出血の原因とは?

歯医者で歯石を取るお掃除をしている最中や終わった後に、出血や痛みを感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
その恐怖から歯医者へ行きたくないと遠ざかっている人は要注意です。
歯石をそのままにしておくとどんどん歯周病が酷くなってしまうので、もう一度歯医者へ行こうと思えるように出血や痛みの原因とその対処法をご紹介いたします!

歯石除去・クリーニングで痛みが出てしまう方へ

そもそも何のために歯石取りをしているの?

歯石とは柔らかい汚れが時間をかけて固まった状態のものです。
この歯石が目に見える歯の根元や目に見えない歯と歯茎の隙間に入り込んでいき、そのままにしておくと歯肉が炎症を起こし赤く腫れたり、出血したりするようになります。
長くその状態が続くと<strong>歯を支えている骨も溶かして歯がグラグラする原因</strong>にもなっていくので、
歯石の除去はとても重要なのです。

痛みが出たり、出血したりしてしまう方の特徴

<strong>健康な歯茎の状態であれば、基本的に歯石除去で痛みや出血が起こることはありません</strong>が下記の理由により痛み・出血が出てしまう場合があります。

①歯茎の腫れがある

歯垢や歯石を着いたままにしておくと歯茎が炎症を起こし、粘膜が弱くなり軽く触っただけでも出血します。
この炎症した状態ではご自身で行う歯ブラシでも痛みや出血してくるのと同じで歯医者での歯石除去でも歯茎の炎症した所を刺激してしまうので痛みや出血させてしまうことがあります。

②歯周病などにより歯茎が下がっている

本来なら歯茎に守られている歯の根の部分が歯周病により骨が溶かされ、歯茎も下がってしまい歯が露出してきます。
<strong>露出した歯の根っこ付近は刺激を受けやすい</strong>ため痛みを感じるのです。

③歯石が隙間の奥にある

歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)の奥の歯石を取る時に痛みを感じることがあり、歯周ポケットが深くて歯石が多くついていると痛みが強くでる場合があります。

④歯石で守られていた⁉

②の状態になった歯の歯石除去を長い期間、行っていないと歯の周りにも歯石が着いていき歯を保護している状態になっていきます。
その歯石を除去する事で今までは歯石に隠れていた歯が露出した状態になりしみる原因になってしまいます。

治療後も続く痛み…どうしたらいいの?

歯石除去後の痛み

個人差はありますが歯医者で歯石除去した後、<strong>2~3日は痛みを伴う</strong>こともあります。
歯石除去後は刺激がある食べ物を避けて歯茎に刺激を与えないように過ごしていただいて、数日で痛み・出血が止まると歯茎の炎症が良くなっているサインです。
<strong>1週間経過しても歯茎の出血が収まらない時は相談してください!</strong>

ご家庭での対処方

痛いからと言って歯ブラシをしないと、せっかく綺麗にした歯に歯垢が着いて再度炎症を起こしてしまいます。
<strong>歯石除去後の歯茎は弱く痛みを感じやすいので、歯ブラシは力を入れずに優しくマッサージする様にあてていきましょう。</strong>
毛先が硬い歯ブラシだと歯茎に傷がつきやすく痛みを感じやすいので、<strong>やわらかい歯ブラシに変えて使う</strong>と数日で痛みは落ちついていきます。
歯がしみる場合は<strong>知覚過敏用の歯磨き粉</strong>を使ってみて下さい!知覚過敏用の歯磨き粉には歯の神経への刺激を和らげてくれる作用があるのです。
炎症が酷い時や痛みが我慢できない時は<strong>抗生剤や痛み止めを処方する</strong>ことができるので、ドクターに相談して下さい。

治したいけど、治療がつらい…どうしたらいいの?

「痛いからもう行かない」はキケン!

歯に汚れが多くついているほど痛みを強く感じてしまうので、歯石除去をせずに放置しておくとどんどん汚れがついていき、痛みもより強くなり、<strong>放置すればするほど治療時間や回数もかかる悪循環</strong>になってしまいます。

歯石除去の痛みを軽減するには?

歯茎に炎症が起きていると器具が少し触れただけでも痛みが出てしまいます。
ご自身で歯ブラシやマッサージをして事前に、腫れを改善しておくことも大切です。
それでも腫れが引かない、酷い炎症部分には歯石が大量についていることが多いので歯医者にて無理のない範囲で汚れを除去していき炎症をある程度収めていきます。
収まってから本格的な歯石除去を行います。
<strong>痛みが苦手な人は歯石除去する歯の本数を分けて少しずつ行なったり、痛みが強ければ麻酔を使ったりする</strong>こともできので遠慮せずに相談して下さい。

一度除去した歯石をためない事が一番の軽減方法になります。
歯石が硬くなると痛みがでやすいので、2~3ヶ月を目安に定期的にクリーニングを受けましょう!
2~3ヶ月はあくまでも目安で<strong>歯石のつくスピードには個人差がある</strong>ので歯医者で指導を受けご自身にあった期間で受診しましょう。

健康な歯茎を保つために、できることから始めましょう

痛みや出血を防ぐには歯石をつけないように歯茎を健康的に保つことが大事です。
そこで、毎日の歯ブラシが重要になります。
歯医者でもブラッシング指導を行っており歯磨きに不安がある方は一度ブラッシング指導を受けてみませんか?
日ごろから歯垢や歯石を極力つけないようなブラッシングを心がけ、定期的にクリーニングを受けて歯周病などの病気の悪化を防いでいきましょう!

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