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あなたの歯ブラシは雑菌だらけ?? 歯ブラシの正しい洗い方とお手入れ方法

毎日しっかり歯磨きをしているから、お口の健康は問題ないはず!
…と思われている方、要注意です。
歯ブラシのお手入れの仕方によっては、雑菌だらけの歯ブラシで毎日歯磨きをしている…なんてことになってしまっているかもしれません。


一般的な歯ブラシの雑菌の実態


使用後の歯ブラシは、あなたが思っている以上に目には見えない雑菌で汚れています。
ある大学の研究によると、歯ブラシにはなんと1億個以上の雑菌が付着してしまっているそうです。
そして、<strong>歯ブラシのお手入れの仕方によっては、その雑菌を増殖させてしまう</strong>かもしれないのです。

雑菌を増やすNG行動パターン

その1:複数の歯ブラシが接触する状態で保管する。

複数の歯ブラシを1つのコップに立てて保管してある光景。よく見かけますよね?
実はこれ、歯ブラシの雑菌を増やす原因の1つなのです。
何がNGなのかというと、<strong>「歯ブラシ同士が接触する」</strong>こと。
他の歯ブラシの毛先が接触することは、1つの歯ブラシを共有しているのと同じようなもので、それによって虫歯菌や歯周病菌がお互いに感染する恐れがあります。

その2:歯ブラシを濡れたままにする。

生乾きの洗濯物を想像してみてください。生乾き独特の嫌な臭いがしますよね。
あの臭いは、<strong>完全に乾燥することができずに雑菌が繁殖してしまう</strong>ことが原因で起こります。
実は歯ブラシも同じで、使う頻度や保管方法によっては完全に乾燥させることができずに雑菌が繁殖します。
特に、キャップをつけて保管している方は要注意です!
一見清潔そうには見えますが、濡れた歯ブラシにキャップをつけてしまうと、雑菌だけでなくカビの原因にもなってしまいます。

その3:同じ歯ブラシを長期間使う。

よく「毛先が広がってきたら歯ブラシを変える」というお声を耳にしますが、
歯ブラシは、<strong>同じものを使用する期間が長ければ長いほど付着した菌は多くなっていきます。</strong>
見た目は大丈夫そうでも、実は雑菌だらけ…という危険度は高まってしまいます。

不衛生な歯ブラシがもたらすデメリット

そもそも歯ブラシは、お口の中を清潔にするために使うものです。
お口の中の虫歯菌や歯周病菌などを取り除く、重要な役割を担っています。
そのための歯ブラシに多くの雑菌が付着してしまっていたら、元も子もありません。
そして保管方法によっては、自分だけではなく周りの方も感染してしまう危険があります。
特に小さい子供の場合、菌が体内に入ることは食中毒などのリスクを高めることにもつながります。
正しい方法で洗浄し、正しい方法で保管をすることがとても重要です。

歯ブラシの正しい洗浄の仕方

流水をかけてしっかりと洗う

歯磨きをした後の歯ブラシには、お口の中に付いていたネバネバ汚れ(歯垢)が付いています。口の中のネバネバ汚れが簡単に落とせないように、歯ブラシに付いたネバネバ汚れも簡単には落とせません。
そのため、<strong>流水をかけながらしっかりと洗いましょう。</strong>

植毛部をよく揉むようにして洗う

毛が密集している植毛部は、特に念入りに洗う必要があります。
毛の中に食べかすなどの汚れが残ったままになってしまわないように、<strong>よく揉み洗いしましょう。</strong>

歯ブラシの3つのお手入れ方法

使用後はしっかりと乾燥させる

綺麗に洗った後の歯ブラシは、清潔なタオルやペーパーなどで水分を拭き取りましょう。
水気が残ったまま保管してしまうと雑菌が増えてしまいますので、水気をしっかりと切ることが大切です。
そして、キャップなどはせずに風通しの良い場所に保管し、<strong>毛先を乾燥させることで菌の増殖を防ぐ</strong>ことができます。

毛先が触れ合わないように個別で管理

歯ブラシ同士が接触してしまうと、虫歯菌や歯周病菌などが他の歯ブラシへ移る危険性があります。
コップに歯ブラシを立てるなどして保管している場合は、別々のコップにするなどして<strong>歯ブラシ同士が接触しないように</strong>気をつけましょう。

見た目に問題なくても1ヶ月で交換

毎日どんなに気をつけながらお手入れしていたとしても、完璧に雑菌を防ぐことは難しいものです。
極端な話をすると、歯ブラシの交換は早ければ早いほど雑菌の繁殖を防ぐことができます。
その歯ブラシの使用頻度によっても変わってくるため個人差はありますが、見た目はなんともなくても<strong>最低1ヶ月に一度は交換</strong>するようにしましょう。


いかがでしたか? 日頃あまり意識することのない歯ブラシのお手入れですが、間違ったお手入れを続けてしまうとせっかくの歯磨きが無駄になってしまうことにもなります。
少し工夫をするだけで、歯ブラシは清潔に保つことができます。
正しいお手入れを行なって、お口の健康を守りましょう。

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