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口臭の主な原因は4つ。あなたにも当てはまるものがありますか?

口臭を自覚している人は80%とも言われていますが、「口臭」の原因は様々です。体調など一時的なものもあれば、虫歯や歯周病によって生じる口臭もあるため、まずは口臭の原因を正しく理解する必要があります。

口臭の原因は、大きく分けて次の4つに分けられます。

1.口腔内に問題がある

口臭のほとんどは口の中にあると言われています。次のような症状がある場合、口臭を生じることが考えられます。

・歯周病:歯周病菌が悪臭を発生させ、歯に付着している歯石も強烈な臭いを生じる可能性があります。

・虫歯:口の中に残った食べカスが腐敗したり、虫歯が進行して歯の内部(神経)が腐敗したりすることで強い臭いを発生させます。古い銀歯や差し歯の内側で虫歯が広がっていると、気づかない間に口臭が強くなっている可能性があります。

・舌苔(ぜったい):舌の表面が白くなっていませんか?細菌や食べカスによって舌の表面が白く変色することがあります。タンパク質を大量に含み、これが細菌に分解されることで強い口臭を起こします。

2. 口の中以外に問題がある(全身の病気)

「胃が悪いと口臭がきつくなる」という話を聞いたこともあるのではないでしょうか?口腔内に問題がなく、他にも思い当たる原因がない場合、全身疾患による口臭の可能性があります。
全身疾患と、それにより生じる口の臭いは以下のようなものがあります。

・呼吸器系、消化器系、耳鼻咽喉系の疾患・・・食べ物が腐ったような臭い(たんぱく質の壊疽臭)
・咽頭、気管支、肺のカンジタ感染・・・甘い臭い
・糖尿病・・・甘い臭い〜甘酸っぱい臭い(アセトン臭)
・肝硬変、肝臓ガン・・・アンモニア臭
・トリメチルアミン尿症・・・魚臭

呼吸器系・消化器系ではガンや腫瘍などにより臭いを生じることがあります。口臭が改善されない場合、専門科を受診することも検討した方が良いでしょう。

3.食餌性の口臭

にんにく・ニラ、飲酒など、ニオイの強いものを食べることにより発生する口臭。一時的な口臭で、時間とともに改善されます。

4.生理的口臭

空腹時、起床時などは唾液の分泌が少ないため口腔内が乾燥し、一時的に口臭が強く感じられることがあります。

女性ホルモンの変動による口臭も、この生理的口臭に分類されます。
生理前・整理中に口臭がきつくなるように感じたことはありませんか?実は、ホルモンの変化により唾液の量が減り、口臭が出やすい状態になっているのです。また、妊娠中はホルモンの変化が大きく変わり、口が乾くのはもちろん、お口の中の菌が増殖する傾向にあります。つわりによるお手入れ不足も、口臭の原因と考えられています。

その他

心理的口臭について

口腔内に問題もなく、実際に口臭がないのにも関わらず、本人が口臭を気にして生活に支障をきたしてしまうことがあり、このようなケースを「心理的口臭症」と言います。強いストレス・不安などが原因と言われており、口臭以外の部分で専門的な治療を行うことが有効です。

まとめ

口臭の原因の多くは口の中にあるため、まずは歯科医院を受診されることでほとんどの原因を見つけることができます。
それでもやはり改善されない・気になるということであれば、全身疾患や心理的な影響について、専門科でより詳しい診断を受けることも検討しましょう。

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