1. 四元歯科(鹿児島市)
  2. スタッフブログ
  3. 顎骨骨折③

顎骨骨折③

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

顎骨骨折3回目は顎・口腔領域の骨折の上顎骨折についてです。

 

▼上顎骨折
上顎は上顎骨、頬骨、口蓋骨、鼻骨、涙骨、篩骨(しこつ)によって構成された複合体で、上顎骨骨折は頬骨など隣接骨の複合骨折を伴うことが多いです、上顎骨折では歯槽突起基底部が最も多いです。

症状⇒顔面の裂傷・出血・浮腫性腫脹、口腔粘膜の裂創・挫創・出血・浮腫性腫脹、疼痛(自発痛、運動痛、圧痛{マルゲーヌ圧痛})、歯の打撲・歯骨・脱臼、咬合異常、顎運動障害、咬合異常、骨片の異常可動性(下顎では骨片呼吸)、知覚異常、咀嚼障害、発音障害、流涎(りゅうぜん)、重篤な場合は呼吸障害、鼻出血、鼻閉、眼窩周囲の皮下出血、結膜出血、眼球の偏位、複視、流涙など

分類⇒上顎骨骨折は解剖学的な構造上から骨折の発生しやすい部位が決まっていて、これにより上顎骨体骨折は分類されています。(Le Fort ルフォーの分類)
①Le Fortの分類
・Le FortⅠ型骨折⇒上顎骨体部を横切る水平骨折
・Le FortⅡ型骨折⇒両側の上顎骨側壁から眼窩下縁、内壁、鼻骨を結ぶピラミッド型骨折。顔面中央部の陥凹で皿型顔貌(dish face)を呈する
・Le FortⅢ型骨折⇒両側の頬骨、眼窩、鼻骨を横走する骨折。顔面と頭蓋の骨性連絡が絶たれた場外で、髄液漏による逆行性感染の危険がある
②その他
上記のほかに梨状口から鼻中隔を通り、硬口蓋を二分する縦骨折がある

*マルゲーヌ圧痛
骨折線に一致した限局性の著名な圧痛のことをいいます

*骨片呼吸
開閉口時に骨片が開いたり閉じたりするような偏位のことで、下顎でのみ、特に正中部の骨折でよくみられます


エントリーリスト

© 医療法人 寿洋会 四元歯科 All Right Reserved.