軟組織の損傷②
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
顎・口腔領域の損傷および機能障害の中の軟組織の損傷2回目です。
前回に続き機械的損傷です。
2)褥瘡(じょくそう)性損傷
緩徐な刺激が持続的に作用し、摩擦や圧迫により循環障害を起こした結果生じた潰瘍です。がん性潰瘍との鑑別が重要になります。
①原因⇒歯の鋭縁(破折歯、虫歯など)、不敵な充填物や補綴装置(クラウン;被せもの、義歯床、クラスプ;義歯を歯にかける金属部)の鋭利な部位などが原因となります。
②症状⇒潰瘍のできやすい部位は舌縁や義歯の床下粘膜で、原因となった刺激物の形に一致した潰瘍がみられます。潰瘍は孤立性で、周囲には硬結はみられず、底部は平坦です。リガ・フェーデ病やベドナーのアフタも歯による機械的損傷が原因の褥瘡性潰瘍です。一般に、褥瘡性潰瘍は原因を除去すれば治癒します。