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顎の先天異常と発育異常②

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

顎の先天異常と発育異常2回目は顎の発育異常についてです。

 

顎発育異常は成長、発育とともに顎に変形がみられるようになるもので、下顎前突症、下顎後退症、上顎前突症、上顎後退症、下顎非対称・顔面非対称、上下顎(両顎)前突症、開咬などがあります。
今回は下顎前突症から上顎前突症まで説明します。

1)下顎前突症
下顎前歯が上顎前歯に対して逆被蓋を呈するか(受け口やしゃくれ)、または切端咬合で(上下の前歯でかみ合う)、オトガイ部が異常に突出している状態をいいます。著名な症例ではオトガイ部および下唇部の前突感が強く、顔面は細長く、側貌においては中顔面部が陥凹しています。さらには重度の咀嚼障害と、構音障害もみとめられます。

2)下顎後退症(小下顎症)
下顎が後退しているもので、特に下顎劣成長を示すものを小下顎症といいます。この症状は先天性または後天性原因によって起こります。先天性のものには前回述べたように第一第二鰓弓症候群、ピエール・ロバン症候群や、トリーチャー・コリンズ症候群などがあります。ピエール・ロバン症候群は出生直後に呼吸障害を伴います。後天性のものには小児期の顎関節強直症、下顎頭頸部骨折、下顎骨骨髄炎、顎関節炎などがあり、多くの場合はいわゆる鳥のような顔貌を呈します。

3)上顎前突症
前歯や上唇部の突出感が強いもので、先天性または後天性原因によって起こります。先天性の原因には遺伝があり、後天性の原因には上顎に発生した腫瘍、線維性異形成症や、ベーチェット病などがあります。また指しゃぶりや口呼吸が原因のこともあります。


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