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小児の摂食・嚥下機能の発達③ 嚥下運動

鹿児島市四元歯科 鈴木です。

小児の摂食・嚥下機能の発達3回目は「嚥下運動」についてです。

 

嚥下に至るまでには過程があります。
①食物を食べようと思って(認知期)から、②食物を手に取り(準備期)、③口に入れ(摂食)、④かみ砕き(咀嚼:口腔期)、⑤飲み込む(嚥下:咽頭期・食道期)までの5相にわけられます。
このうち、口の中で食物をかみ砕いて飲み込み、胃まで送る過程を嚥下といいます。
食物を口に入れてから歯でかみ砕き、飲み込もうとするまでの口腔期では随意運動(自分の意識のもとで行う運動)で、食物が咽頭を経て食道に至るまでの動きは反射運動(無意識に起こる運動)です。
乳歯がまだ生えていない乳児期においては、成人と異なる嚥下パターンを示し、乳児型嚥下とよぼれます。まだ歯が生えていない状態では口を閉じた状態でも上下の歯ぐきの土手が当たらないようになっており(顎間空隙)、舌は直接口唇粘膜に触れている状態です。
乳児型嚥下では、母乳・ミルクを飲む際上顎と下顎の間に舌がありますが、成熟型では上下顎はかみ合い、舌は上顎の前歯の上後方あたりに接します。
1歳を過ぎると乳児型嚥下はなくなります。しかし何らかの原因(指しゃぶりや口呼吸など)で上下顎間に大きな隙間ができると、上下顎間に舌を挿入させて、いわゆる乳児型嚥下が残ることがあります。この異常嚥下癖は不正咬合を引き起こすことがあります。


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