小児の発達段階と口腔の変化①
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
今回から小児の発達段階と口腔の変化についてです。
今日は口腔の発達段階です。
小児における口腔の発達段階は、無歯期、乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期に分類されます。
それぞれ平均的には下顎乳中切歯(下の一番真ん中にある前歯)が生える8か月頃まで、永久歯が生え始める6歳頃まで、上顎第二乳臼歯(上の一番奥に生える臼歯)が抜ける11歳頃までと、永久歯のみになる12歳以降に相当します。
▼無歯期
生まれたときから最初の乳歯である下顎乳中切歯が生える生後8か月頃までは、乳歯だけでなく永久歯の歯胚(歯と歯周組織のもととなる細胞)が顎骨内で形成されています。この時期、小児の健康状態や栄養状態に異常が起こると、形成されている歯の形態や室に影響を及ぼすことがあります。
▼乳歯萌出(歯が生える)期
下顎乳中切歯が生え始める生後8か月頃から、上顎第二乳臼歯が生え終わる3歳頃までをさします。この時期は乳歯が次々と生えてきて、顎も前後・左右・上下に大きく成長します。
離乳食から幼児職へと進み、固形食を噛んで飲み込む機能も獲得します。
また、食品嗜好などが食行動として小児の記憶に刻まれ、その後の食習慣を決める時期でもあります。
▼乳歯列期
すべての乳歯が生え終わる3歳頃から、下顎第一大臼歯(永久歯の前歯から6番目の歯)あるいは下顎中切歯(永久歯の一番真ん中にある歯)が生え始める6歳頃まではさします。特に3~5歳くらいまでは歯列、咬合(かみあうこと)ともに安定し、この時期の不正咬合は少ないです。
次回混合歯列期以降の説明になります。