超音波スケーラー③
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
超音波スケーラー3回目は欠点についてです。
◎欠点
・患者の苦痛
閉経期の女性や神経過敏症などをもつ方は、超音波特有の音や振動などにより不快感を与える場合があります。個人差がありますが、知覚過敏のような疼痛を伴うことがあるので事前に説明し、同意を求めることが大事です。
・歯石の触知が難しい
インサートチップ自体が振動しているので、特に歯肉縁下歯石や細かい歯石、沈着物の把握は手用スケーラーと比べると劣ります。
・過度の器具操作(オーバーインスツルメンテーション)による軟組織・歯質の損傷
徐石圧、歯面とインサートチップの接触時間、インサートチップ先端の形態や角度、根面に対する角度、作業端の鋭利度、ストローク回数など多くの因子によって知覚過敏や歯髄炎を起こすことがあります。
・エアロゾルの浮遊
患者様の血液、唾液、歯肉溝由来の感染源がエアロゾル(気体中に浮遊する微小な個体や液体の粒子)となってとなって空気中に浮遊するので、感染予防対策が必要です。そのため、感染症を持つ方にはできるだけ使用を避けたほうが良いです。
・ペースメーカー使用者に対しては使用しない
近年のペースメーカーは大幅に改良されたはいますが超音波の振動がペースメーカーの誤作動を招く恐れがあるので、使用者に対しての適用は避けます。