ライフステージ⑲
鹿児島市四元歯科 鈴木です。
ライフステージ19回目は、老年期の身体的変化に伴う食生活の変化についてです。
加齢に伴う身体的変化により、食べることにも変化が起こります。個人差はありますが、一般的に起こる状況は下記の通りです。
⑴食欲が低下する→運動量が少なくなり、食事量も少なくなる
⑵咀嚼力が低下する→かむ力が衰え、硬いものが食べづらくなる
⑶唾液の分泌量が減少する→食物がかみにくくなったり、味覚障害が起こる
⑷嚥下力が低下する→食物が喉を通りにくくなり、むせたり、つかえやすくなる
⑸消化液の分泌が低下する→消化・吸収能力が低下し、消化不良や下痢などを起こすことがあり、食欲不振などを訴える場合がある
⑹腸の働きが悪くなる→大腸の運動機能が低下し、便秘がちになる
⑺喉の渇きが鈍くなる→喉の渇きを感じにくくなり、脱水症状になりやすい
⑻味覚が低下する→舌の味覚細胞が減少するため、味を感じにくくなる。特に塩味の感覚低下が著しく、塩分の取りすぎになることがある
⑼手足の運動能力が衰える→食事をとるうえで、支障をきたすことがある
⑽記憶力や理解力が低下する→食生活や栄養に対する配慮が少なくなる。特に咀嚼・嚥下力の低下は、摂食・嚥下機能の低下から低栄養に直結するのみならず、誤嚥性肺炎の原因ともなり、低栄養をさらに悪化させる要因を伴って、高齢者の食生活と健康に大きく影響を及ぼす