酸蝕歯
『酸蝕歯』という言葉をご存知でしょうか?
『酸蝕歯』とは虫歯とは関係なく、いろいろな原因で歯が溶けていってしまう状況です。
歯は、カルシウムとリンから構成されています。
虫歯菌が作り出す『酸』によりカルシウムやリンが溶け出してしまうことを『虫歯』といいます。虫歯菌は歯と歯の間や、かみ合わせの面など磨き残しが出やすい部分にできやすいです。
虫歯は虫歯菌が関係して起こるので起こる範囲が部分的になります。
『酸蝕歯』は酸性の食べ物(酢やコーラ、オレンジジュース、スポーツドリンク、栄養ドリンク、柑橘系の果物)などを定期的に、かつ長期的に飲食することで起こりやすくなります。
食べ物や飲み物に含まれる酸が口全体に広がり、虫歯のときとは異なり広範囲で歯を溶かしてしまうことが特徴です。
また、逆流性食道炎や持続性の嘔吐があるあ場合、胃酸により歯が溶けてきてしまうこともあります。